茨城の地より-嶋田秀雄

法政二部九条の会の皆さんへ

さようなら
「さようなら」ほど空しく
悲しい言葉は見当たらない
しかし さようならの後に
「原発」の二文字がつくとどうなったのか
「さようなら原発」
この思いを一つにして
日本中から、そして日本中で
福島の悲劇を繰り返してはならない
日本を
そして世界中を破滅へと導く
原発を許してはならないの声と
熱い思いが
共鳴し轟き渡った
ここ東京・代々木公園

10kgの書籍を担っで参加したが
暑さで足をとられ
うづくまった私に
冷たい氷を
そして熱中症対策の飲み水を
次から次へと差し出してくれる参加者
中には
手をしっかりと握りしめてくれる参加者も

物心ついた時から五十年
こうした集会やデモに参加してきた僕にも
こうした記憶は無い
道草を食ったおかげで仲間には
合流できなかったが
十七万人の思想信条を超えた
限りの無い連帯を噛みしめた
さようなら原発
さようなら核兵器
私たちはこの日を忘れない
忘れはしない

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