君とともに 俊彦さんヘ

                北嶋 博行

    I

二〇一一年三月一一日
東北地方をおそった大震災・大津波
そして 福島を フ・ク・シ・マ とした
原子力発電所の大事故
大震災があったから
福島の原発事故が起きたわけではない
福島原発があったから原発事故が起きたのだ
原発事故は ぼくらが見過ごしていた
原発マネーに汚れた日本の支配の仕組み
その一端を明らかにした
二〇一一年九月十九日 さよなら原発五万人集会
人であふれる明治公園 六万人以上の参加
ぼくらは法政大学卒業生九条の会の旗を掲げて
明治公園から渋谷までデモ行進をした
俊彦さん 君の姿は そこには なかった

二〇一一年一〇月三〇日
なくせ原発! 安心して往み続けられる福島を!
 一〇・二〇 大集会 インふくしま
測定器で放射能を計りながら ぼくらは参加した
法政大学のスクールカラー
オレンジ色の九条の会の旗の下に
各地で活躍する卒業生たちが集い交流ができた
悛彦さん 君の姿は そこには なかった

二〇一二年一月二八日
青く晴れた飯田橋駅頭で さよなら原発 を訴えて
ぼくらは 宣伝行動を行った
宣伝カーでの訴え
なくぜ原発の訴えの入ったティッシュの配布
テーブルを出しての対話・署名
俊彦さん 君の姿は そこには なかった

    Ⅱ

一九七〇年代
飯田橋の駅頭は
暴力一掃 大学民主化を
訴えることができる場所の一つだった
Ⅱ部の学生たちが登校する夕暮れ時に
学生自治会の宣伝活動が行われた
ガリ版印刷のビラ
ハンドマイクでの訴え
俊彦さん 君の姿は いつも そこにあった

「黒ヘル」集団 中核派などの暴力集団に
牛耳られた法政大学

六二年館の自治会室
何をなすべきか 学生自治会役員の討議
大きな声で早口に しやべる俊彦さん
君の姿は いつも そこにあった

暴力集団との闘いだけでなく
はじける青春の輝きもあった
法政大学Ⅱ部大学祭
平和と友好のキャンプ……
俊彦さん 君の姿は いつも
そこにあった

俊彦さん
君が法政大学から
日本福祉大学に学ぶ場を変えた時にも
ぼくらは 信じることができた
人間の尊厳を踏みにじる行為や仕組みに対して
平和と民主主義を求めて
君は敢然と闘い続けるだろう と

日本福祉大学での学生自治会活動
名古屋での日々の暮らし
保育園での運動 学童保育での活動……
俊彦さんは 真っ正直に信頼に応えてくれた
数年毎に開かれた松田さんを支える会の催し
赤旗まつりの法政大学のテント
俊彦さん 君の姿は いつも そこにあった

    Ⅲ

自転車の練習
よろける自転車
前から
後から 走りながら
俊彦さんの励ます声が聞こえた
目の前の崖 立ちふさがる岩
ここを登るのだと
俊彦さんの励ます声が聞こえた
当たり前のように ザックを背に登った
登り終えて聞けば
この夏の登はん最年少記録更新だと言う

家族キャンプ
ひとりひとりに役割が分担されて
一つの役割を果たす度に
俊彦さんの励ます声が聞こえた

穂貴さん 岳穂さん にしほさん ちほみさん
小学生一年生の夏に
広島の平和大会に
俊彦さんに連れられて二人で参加した
俊彦さん 香保里さん
子ども達四人 計六人での家族旅行
秋田の露天風呂 沖縄 高尾山…
スキーツアー
いつも 俊彦さんの 家族の 笑い声が聞こえた

    Ⅳ

二〇〇六年六月五日
俊彦さん 鬼籍に入る 享年五十歳

あれから 年月が経った
ぼくらは 少し年老いた
俊彦さんの子どもたちは大きく立派になった
穂貴さんは
富士山へ新入社員を連れて登るのを恒例としている
岳穂さんは
素敵な伴侶と新たに歩み出している
にしほさんは
働いている京都の言葉がきれいになった
ちほみさんは
中学生から救急救命士になった
そして
香保里さんは
俊彦さん 君をひたすら思い続けている

俊彦さん 君は もういない
もういないことは確かだが

ぼくらは 信じることができる
俊彦さんは ぼくらとともに
原発をなくそうの行動に参加することを
被災地への救援のために立ち上がることを

ぼくらは 信じることができる
俊彦さんは
香保里さんとともに
子どもたちの幸せを自分の幸せとしただろうことを
家族の幸せを 友だちの幸せを 人類の幸せを
自分の幸せとしただろうことを

俊彦さん
君の姿があるべき場所に 見えないことを
闘いの場で
生活の場で
ぼくらは 思い出す
そのようにして
君がいない時代をぼくらは生きる
俊彦さん
君とともに

(二〇一二年六月十目 俊彦さん墓参り 偲ぶ会にて)

「もっと知りたい在日コリアンの今」―講演と討論のつどい

 

「もっと知りたい在日コリアンの今」―講演と討論のつどい

 

 10月20日(土)13:30~16:00 二次会あり

 

 千代田区内神田集会室 千代田区内神田1-1-3(神田橋交差点)

 

  交通
 東京メトロ丸の内線・東西線・千代田線・半蔵門線・都営三田線大手町駅から徒歩5分
 東京メトロ東西線竹橋駅から徒歩8分
 JR・東京メトロ銀座線神田駅から徒歩10分

 

 講師 金竜介(弁護土)

  韓国大統領選挙は野党が候補一本化すれば勝利できる情勢と伝えられています。一方、日本では民自公に維新が加わり超反動政権の危険性が強まっています。  尖間・竹島でナショナリズムをあおり、原発、TPP、消費増税、オスプレイなど1%対99%の争点から目をそらそうとしていると見るのはうがちすぎでしょうか。  石原都知事の「三国人」発言を許してしまう日本の国民意識がアジア敵視の国家戦略ではなくアメリカ追随の政治を選択してしまう土壌となってはいないでしょうか。 金龍介弁護士の「在日コリアンの今」講演はこうした差別・蔑視意識を払拭するために在日コリアンがなぜ生まれたのかから日韓の歴史を振り返ります。

 

  講演は一時間程度を予定し、質疑討論に移ります。参加者が日頃から考えていることを存分に語っていただき、日本そして東アジアの行く末を討議します。

 

  会場は70名収容です。ご友人を誘ってご参加下さい。

当日の連絡先 加藤090-4703-3872 木村090-4961-0799

岩手より!鈴木哲夫君来る!

法政同窓生の皆様

 あの、3.11震災の際、岩手で被災者の支援に
いち早く立ち上がった、我が法政の鈴木哲夫君が上京することになりました。
早いものです、もう、1年半になろうとしています。
なのに・・被災地の現状は・・
鈴木君が復旧復興の現状と問題点を熱く語ってくれる夕べを以下のとおり
企画しました。是非、是非、ご参加下さい!

日時 9月24日(月曜日)午後6時~
場所 飯田橋西口「ルノアール」03-5226-6345
会費 金500円
連絡先 加藤豊 090-4703-3872 

8/10首相官邸・国会前抗議行動、参加しました

安藤です。8/10首相官邸・国会前抗議行動、参加しました。

霞ヶ関駅4番出口はエスカレーターが無く、しんどいので永田町駅から行って見ました。地上に出てみれば早速警官のお出迎え、国会の向かい側、議員会館前の通りですが、官邸までは行けない、との説明、途中で国会側に渡れる、とのことでしたが、やはりというか止められてしまい、引き返せということになりましたが、私同様の説明を受けてきた方が4人ほどいたので、押し問答の結果、機動隊小隊長ドノの先導で集合場所まで「案内」していただきました。空いていたこともありましたからでしょうか。

規制は厳しくなっていることは感じていますが、警官の言葉遣いなどは昔と違って丁寧であり、警備の警官には個人的にはどう思っているのか聞いてみたい気もしました。まぁ答えないでしょうが。

霞ヶ関駅4番と3番出口の間に陣取り、国会記者会館の外壁に寄りかかれたのでポジションとしては楽でした。すぐ側で車椅子のオバサンが「明日は無い、明日は無い、原発に明日は無い」と替え歌で歌っているのに合わせてタンバリンを叩いていました。この方は他にも作っていて、周辺の皆さんと一緒に合唱しました。

そこで皆さんにお願いです。どなたか、誰でも知っているメロディで歌詞を作っていただけませんか。シュプレヒコールもありですが、カラオケ大会も有効だと思います。歌詞カードなど作っていただけるとありがたいです。

今週から来週は夏休みということで帰省や旅行の方もおられると思います。その方たちは十分鋭気を養ってください。

在京の方は、ぜひとも17日にお出でください。ちょっと人数が落ちたのが気にかかります。暑い日が続きますが、夕方は都心の方が涼しいです。皇居という大緑地を抱えているせいでしょうか。コンクリートマンションの林立している我が高島平より涼しかったです。シツコク抗議行動を!

官邸前で ふる里 を歌って 胸にぐっときました


法政の皆様
昨夜 抗議行動に出かけファミリコーナーに行きました。
丸ノ内線の霞ヶ関で下車しましたが、思いのほか楽に動けるということは参加の人達も ちょいと 夏休みかな・・・・
ファミリコーナーでは、水の提供、具合の悪い人はいませんか?と何ども知らせます。
非暴力をしめす白い風船があちこちに目立ちます。
7時になると「ふる里」の合唱。歌手の方?(名前聞こえず)とトランペットがリードしての合唱。夕闇に響く歌声は、ぐっとくるものがありました。コーラスに参加している私 アルトパートで目立ってみました。
夕闇に浮かび上がる国会議事堂。原発いらない・野田も・枝野も 細野も 千石もいらない。こどもを守れ。大人の責任!国の責任だと。
ファミリブースは鳴り物がなく静かですが、怒りを込めたシュプレヒコールが響きます。
誰でも参加できる、ただ居るだけでも意思表示になるのです。皆さん、諦めず続けましょう。

井上澄枝

7.29国会議事堂大包囲行動!

 PCの具合が悪くなり、少し遅くなりましたが、写真なしの報告です。当日は、シエスタを充分摂り、16時ぐらいに日比谷公園の会場に着きました。 

 Nさんが来ているとのことでしたが、お会いすることは出来ませんでしたが、元職場の後輩に合流できました。

 ひょいと横を見ると「法政大学文化連盟」の横断幕、紺の「全学連」旗があり、また「三里塚反対同盟」の旗もあったので、「これが中核か」と思いました。

 デモは日比谷公園から東電本社前を通りJRの高架手前を新橋方向、右折して経産省前の通りに入り、日比谷公園と、一周しました。

 東電本社入り口には売国奴が陣取っていましたが、一番ムカつくのは、こいつらに渡る動員費は、我々の払った電気代から支払われているのではないか、と思われることです。こいつらは、ハッキリ云ってヤクザです。ヤクザはカネにならないことはしません。反原発には日の丸掲げた右翼?も、今回は見掛けなかったけど参加しています。

 日比谷公園から国会周辺に歩道を通って移動しました。

国会正面通りに詰め掛けました。この頃から薄暗くなり、キャンドル行動になりました。

思えば私が最初に参加したデモは東京土建のちょうちんデモでした。高校2年の時で、友人の家に行ったら行こうと言われなんだか分らない内に参加していました。

あの頃、夜のデモで明かりのあるものはちょうちんしかありませんでしたが、現在はカラフルな発光器が多種あります。

NO田首相の目や舌が光るプラカードを持参した方もおりました。

私もランタンと懐中電灯を掲げて、より近く国会正面に近づきましたが、込み合っていること、疲れてきたので戻って石垣に座っていたら、警察が規制を解除したのか、急に車道に人々が移動し、完全に国会を包囲しました。

相変わらず途中でトンズラしましたが、感動的な夜でした。 安藤

官邸包囲デモについて  I.T

首相官邸包囲デモは、今週は日曜日に大規模行動ですね。
今週のNHK「クローズアップ現代」でもデモの参加者に焦点を当てて特集され、様子が伝えられていました。
私も初参加した6日に色々感じました。今更ながらではありますが感想を投稿します。

7 月6日に首相官邸前の「原発再稼働反対デモ」に初めて参加してまいりました。
フラっと1人で行動に参加する癖のある私にとって、とても居心地の良い抗議行動でした。

日比谷公園方面から霞ヶ関に向かって歩いて行ったところ、首都高霞ヶ関入り口に向かう坂下の歩道で、参加者たちのしっぽに辿り着きました。
時刻は6時半過ぎだったと思います。

歩道いっぱいの人々、ほとんどの人が特に仲間と来ているようには見えず、ただ個人が「原発再稼働に対する抗議」を表したいという意思で、参加しているようでした。
過去に私がデモや集会に1人参加した時にちょっぴり感じた「割り込んじゃった」という気後れやほのかな疎外感を今回は全く感じなかった!

人がいっぱいで10メートル進んだか進まないかの歩道の列で、シュプレヒコールはただ1つ「再稼働反対」の声だけ。
そして、それほど大きな声は出さないけれど、ずっ~と唱和し続ける人々。
ずっと降り続けた雨も8時の解散時刻には結構な大降りになっていたし、首相官邸は遥か彼方で辿り着けなかったけど、
人の波がずっとずっと続いているのだと思うととても気持ちが良かったです。
また途中参加も途中離脱も可能なゆるい隊列も素敵でした。”

今週は日曜日ですね、その後も行ける金曜日には参加です。
またこのデモの成り立ちの様子を伺えるツィッターのまとめページを発見したので参考までにアドレスを記します。
http://togetter.com/li/332313

茨城の地より-嶋田秀雄

法政二部九条の会の皆さんへ

さようなら
「さようなら」ほど空しく
悲しい言葉は見当たらない
しかし さようならの後に
「原発」の二文字がつくとどうなったのか
「さようなら原発」
この思いを一つにして
日本中から、そして日本中で
福島の悲劇を繰り返してはならない
日本を
そして世界中を破滅へと導く
原発を許してはならないの声と
熱い思いが
共鳴し轟き渡った
ここ東京・代々木公園

10kgの書籍を担っで参加したが
暑さで足をとられ
うづくまった私に
冷たい氷を
そして熱中症対策の飲み水を
次から次へと差し出してくれる参加者
中には
手をしっかりと握りしめてくれる参加者も

物心ついた時から五十年
こうした集会やデモに参加してきた僕にも
こうした記憶は無い
道草を食ったおかげで仲間には
合流できなかったが
十七万人の思想信条を超えた
限りの無い連帯を噛みしめた
さようなら原発
さようなら核兵器
私たちはこの日を忘れない
忘れはしない

7.16集会/お疲れ様でした!

約3キロのデモ、明治公園に到着したときは、疲労感がありました。今回はマスコミも無視できなかったようです。
TVもラジオも、炎天下の中、何故17万人もの人が集まったのか?
従来の労働組合や学生組織を中心とした集会・デモと違って、子供連れや個人的に初めて参加する方々が増えているのは何故か?
というテーマで放送していました。

「脱原発」が国政選挙の争点になるように、抗議行動を続けましょう。

井原 誠

7.16さよなら原発10万人集会

皆様、お疲れさまでした。木村です。
さよなら原発10万人集会は日照りの中の集会でした。
17万人! 原発いらない!フクシマ返せ!
野田はノーダ! 子供を守れ!再稼働撤回!これが国民的叫びです。
さあ、野田さん次は国会を包囲しますよ!まだ、我々の叫びは「大きな音」ですか?
この声を聞けないのなら、即刻お辞めなさい。
 野田民主党内閣は、自公の協力の下、
フクシマ核事故の収束が目途も立たないうちに、
原子力基本法に「安全保障に資する」との文言を
加入し「核兵器保有」に道を開き、ベント用の工事や免震棟もない、
活断層の上に立地する大飯原発を再稼働し、8月には原発推進の
国民的合意ができたと2030年の核発電所の保有を企てています。
まったく、反国民的態度です。許すわけにはいきません。
 安藤先輩のご指摘の通り、粘り強く、諦めず、シツコク、抗議行動・デモを続けましょう!
ま、でも、疲れた時は一休みしながらね・・皆さん気持は若くても・・だからね。