法政大学Ⅱ部九条の会 会報34号

4月1日から2日かけて行われた共同通信社の全国世論調査で安倍内科の支持率が52.8%と9.5%も上昇した。

政党支持率でも自民党は43%と4.3%上昇した。

東京新聞に投稿した読者は設問の順番が違うのではないかと疑問を呈しているが同感だ。

まず、憲法、消費税、辺野古、原発など具体的な政策の是非を問い、その後に支持するかどうかを聞けば逆の結果が出るのではないかというものだ。今回最後の設問で「安倍4選」には54.3%が反対している。自民党支持層の中でも「あべはやりすぎ」という声があるのではないか。

ただ、今回の支持率増は「令和」となったマスコミなどの新元号狂想曲が大きく影響しているように思える。

10月に引き上げられる消費税は非正規労働者や貧困世帯を直撃する。今回掲載した『法政Ⅱ部9条の会会報』では格差の広がりを絶つために「チェンジ安倍」を一面トップに掲載している。

統一地方選、参院選に多くの国民が投票されることを願っている・

J・Y

映画『タクシー運転手』観て  JY

なぜ?韓国ではキャンドルデモに若者を初め200万人もの人々が集まり、文在寅政権を樹立できたのか。安倍政権を打倒できない日本との違いはどこにあるのか。
2018年上映された韓国映画『タクシー運転手』を観て、一つの答えを見つけた気がした。
舞台は光州。時は1980年5月。軍隊が封鎖する光州で何が起きているのか取材したいドイツ人記者を「金稼ぎ」のため光州まで乗せて行く平凡なタクシー運転手。ソン・ガンホが演じる運転手は自国の兵士が市民に向け発砲する現場から逃れるが、「事実を世界に知らせなければならない」とUターンして記者を救い出す。感動した。理不尽な暴力にむせび泣いた。
私が30代の頃に起きたことだが、正直言うと当時韓国でこんなことがあったとはあまり記憶にない。
『タクシー運転手』は一昨年韓国で公開され、1.200万人を動員した。全人口が5.100万人だから約4人に1人が観たことになる。極めて政治的な映画だが、韓国の民主主義はこういう経験を乗り越え根付き、こうした過去を現代によみがえらせる文化状況を持ち続けている。2017年に公営テレビのMBC(文化放送)で番組への圧力に反発し、「放送の正常化」を求めて労働組合がストライキに突入した。国民の支持を得て勝利し、解雇された労組委員長。崔承浩(チェ・スンホ)氏が新社長ン選出されたそうだ。
報道の自由を求めるマスコミ人、支持する国民、民主主義を根付かせてきた韓国社会。若者がキャンドルを持ち集まる答えの一つではないかと思う。
ソン・ガンホは映画『密偵』や『弁護人』の主人公でもある。『弁護人』も1.100万人を動員した社会派ヒューマンドラマのヒット作である。廬武鉉元大統領をモチーフに作られ、文在寅大統領は弁護士として共に無料弁護をした仲だ。今後もソン・ガンホが出演する映画を観たい。
上映館を探したが2019年3月現在見つけられなかったが、2018年11月にDVDが発売されている。レンタルで観るか、希望が多ければ九条の会で上映会を開催しますか。
鑑賞した仲間で二つの命題を取り上げてそれぞれの見解を肴に語り合いたい。
① なぜ兵士は市民を撃ったのか?
② なぜ運転手は偽名を使ったのか?

津田沼革新懇2019年1月宣伝のご案内

厚労省の勤労統計の不正には怒りがこみ上げてきます。
三木義一青山学院大学長が1月24日の東京新聞で山口百恵さんの「プレイバックPART2」の歌詞を思い出したと書いています。
不正処理による必要となる費用800億円。約200億円が支給のための事務費で、閣議で修正された予算では労働保険関係の特別会計から拠出するとした。追加費用を保険金を出してきた人と一般納税者の負担とするもの。どうして追加費用を保険料や納税者に回すことができるのか?保険料や税金を自分の金と勘違いしているのではないか?「馬鹿にしないでよ。そっちのせいよ♪」と。
昨年も確定申告真っ只中で財務省の改ざんから自殺や辞任があったが、今年も同じ繰り返しで、安倍政権下での行政の不正にさすがに国民が怒ることでしょう。
明日、1月25日(金)午後4時から
JR津田沼駅北口で津田沼革新懇が宣伝行動を行います。
ぜひご参加ください。

津田沼革新懇11月宣伝のご案内

津田沼革新懇からのお知らせです。

11月30日午後5時から定例のJR津田沼駅北口デッキでの宣伝行動を行います。

本年最後の宣伝です。

配付するビラには消費税10%への引上げが格差拡大となり、ポイント還元などは国民監視社会に向けたものであり、中止を求めた内容となっています。

お時間の許す方はぜひご参加ください。

2018年11月津田沼革新懇
2018年11月津田沼革新懇