昨夜、山田さんから「被災地情報が届いていないよ」と連絡を頂きました。関東などのマスコミの状況がよく分からないので、法政9条の会の書き込みやメッセージで、皆さんが原発問題に力を入れていると考え、被災地情報は遠慮していました。山田さんが「それではイカン!地元から発信しないとイカン!」と檄を下さいましたので、投稿します。
とは言っても、被災地はこの間、厳冬期でボランティア活動も厳しくて、多くの事は出来ませんでした。ご承知のように、瓦礫は一か所に集められましたが、地元の焼却炉では能力に限界があり、全国にお願いしても反対運動が起きて頓挫し、遅々として進まない状況です。それでも4月13日からは、労組の若者20人を引き連れて、陸前高田でボランティア活動を再開します。5月の連休には、全国から知り合いが何人か岩手入りするので、ボラの斡旋をします。法政9条の会のボランティアも希望があれば、セットします。6月に、落語家・三遊亭享楽という真打ちを県立高田病院に招いて、寄席を企画しています。その頃がいいかなとも考えます。
被災地は、仮設住宅から住居再建に向けて高台移転や防災地域作りが着手されています。太陽光発電など中規模事業も進出の計画があります。三陸縦貫高速道路とか、大河口水門建設とか、15メートル以上の防潮堤建設とか、セメント会社・ゼネコン・土建会社・国土交通省官僚が泣いて喜ぶような事業も目白押しです。
一方で、すっかり知り合いになった戸羽陸前高田市長は「被災地復興が、公共事業や消費税やTPPの口実にされていることに怒りを覚える」と怒っています。現地の住民が望んでいるのは「安全・安心の町作り」と、漁業や地元産業を基礎とした雇用の再建です。
被災者は今、仮設住宅から2年後にどこに終の住処を確保するか思いあぐねています。そのための資金として、300万円の義捐金は浪費することが出来ず、実に慎ましやかな生活をしています。着るものは支援物資で済ませ、食料品も質素なもので我慢しています。外食なんて、近所の仮設ラーメン屋とか、弁当屋です。生活消耗品も支援物資が貢献しています。山田さんから「今の支援物資の要望は?」と聞かれましたのでお知らせいたします。これまでもお願いしてきた「生活消耗品・保存可能な食料品」です。衣料品はすでにあふれています。
取り急ぎ、思いつくままに書き込みました。お問い合わせその他、ご連絡を歓迎いたします。今朝も吹雪でまだ寒く、薪ストーブの前から、岩手の鈴木でした。
岩手県は先週(連休中に)、桜前線が通過し、GWの観光地渋滞も終わって静かな田舎町に戻りました。私のGWは、ひたすら薪割りと産直販売用の花苗の出荷に使い果たし、体重が3キロ減ってへろへろになって職場復帰しました。
4月に29人の若者を引き連れて、陸前高田でボランティアを敢行しました。山田さんからの催促もあり、6月の岩手医労連企画を紹介します。6月7日に陸前高田市米崎町の仮設住宅に、三遊亭京楽という落語家(三遊亭円楽一門の真打)を呼んで「被災地寄席」を開催します。この企画の支援を求めています。
6月8・9日は連続してボランティア活動も陸前高田市で行います。もし皆さんが、この企画に連動して現地入りして頂ければ、鈴木がサポートが可能です。
宿泊は、6/7は「あづま荘」が確保できます。
6/8と6/9は一関市内しか宿は取れません。
交通手段は、乗合・山田カーか、新幹線とレンタカーをお勧めします。