学術会議と想画綴り方

学術会議会員任命拒否問題が政局に発展してきました。
菅内閣とそのとりまきマスコミと評論家は、学術会議の組織問題にすりかえようと躍起です。理路整然とした学者たちの反論に胸がすきますが、このまま押し切られるとレッドパージの再来になりかねません。
昭和初期から20年にかけて、山形県東根の長瀞小学校で、生活を見つめる「想画と綴り方」で優れた教育実践を行った国分一太郎をはじめとする教師たちが、「貧乏を描かせることによって階級意識を目覚めさせる」教育として治安維持法違反で検挙されました。
これを取り上げた地元山形放送のドキュメント番組が、2018年の民教協の最優秀番組として昨年2月に全国放送され、その後日本ジャーナリスト会議賞を受賞、NHK・BSプレミアムで放送されることになりました。民放とNHKにまたがり2度も全国放送されるのは稀とのことです。
いよいよ思想信条、学問の自由が脅かされてきた菅政権下で戦前と類似してきました。
11月12日に再々放送されるこの番組をぜひご覧ください。
村田

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