公開討論会「脱原発もう一歩前へ」JCJ3月集会の報告

安藤です。
公開討論会「脱原発もう一歩前へ」JCJ3月集会に参加しました。
天候は氷雨降る中、寒さも厳しい中、年寄りじゃなかった、元気なOBが多数参加しており、この種の集会では見知った顔がいるものでしたが、一人もいませんでしたが、これは関心を持っている人がまだまだ多いということと考えます。
実り多い会でしたが、私が特に印象に残った点について報告します。後半はちょっと疲れましたので悪しからず。

第1部「原発事故から何を学び、どう行動するか?」ではパネリストの吉原毅氏(城南信用金庫理事長)からは自らは「金貸し」などと語っていましたが、経済に携わるものの哲学などが語られ、いわゆる「財界」にこのような人が主流になれば日本はよくなると感じました。
また、秋山豊寛氏(宇宙飛行士)からは、福島原発の近くで農業営んでいたが現在避難民であり、先日死んだ吉本隆明を許さない?というような発言があり、このときは何を言っているのか解りませんでしたが、後日調べたら「新左翼の教祖」「全共闘の精神的支柱」などと持ち上げられていた吉本隆明は原発推進派、容認派だったのですね。死亡時のニュース報道では一切触れられなかったけど、「新左翼」のスジを通した?ということでしょうか。
第2部「フクシマのいま、これから」で、パネリストとして発言された伊東達也氏(福島原発告発住民運動)からは、電力会社の悪どいやり口について話されました。
電気料金は総括原価方式、つまり、かかった費用+適正な利潤=電気料金総額となります。「かかった費用」には広告費用も入ります。地域独占で競争相手は無いのに広告を出す必要があるのでしょうか。
それは、マスコミを買収することが目的です。大学と学者に多額の寄付を渡します。御用学者を養成します。
変な話し、横浜べィスターズの経営悪化で身売りしましたが、電力会社が球団を持っていれば入場料収入がゼロであってもやっていけるということです。
「適正な利潤」には発電や送電施設などの固定経費に3%をかける仕組みで、原発は大きければ大きいほど送電線は長ければ長いほど資産が増え「適正な利潤」が増えることになります。
今後、当然ながら東電は原発事故の責任を負わなければならないけど、責任感は感じられません。賠償金など、電気料金に上乗せすれば良いと考えているようです。監視が必要です。

この後のパネリストの発言、第3部のパネリストと続きますが、省略させていただきます。この会は朝10時から夕方5時までの長丁場で、お尻は痛くなりましたが、勉強になりました。

 

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