「3批評・意見」カテゴリーアーカイブ

武雄市議会「海兵隊は殴り込み部隊」不当懲罰

佐賀の山下です。
佐賀県武雄市議会で共産市議が「平和問題」での一般質問のなかで、「海兵隊は殴り込み部隊」と指摘発言で懲罰処分(1日出席停止)の不当決議をしました。

この問題で緊急演説会が開かれ、参加しました。

武雄市議会「海兵隊は殴り込み部隊」懲罰は、多数派の沖縄問題での無知さを明らかにしました。江原一雄市議の平和問題での市長質問は、市民に「沖縄の米軍基地問題」で沖縄県民と連帯する大切さを教え、日本の米軍基地が「平和抑止力」でもないことも知らせることにもなりました。

わたしは、懲罰決議が樋渡市長の「震災がれき」決議同様の市長「やらせ」と思います。市長は新採職員あいさつで、「良い親分子分」発言もしています。市長のコンプライアンス、ガバナンスに問題があると思います。古川知事、大阪の橋本市長同様の深刻です。「市長辞めろ!」の声が大きくなることを期待しています。

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8日夜、開かれた武雄市共産市議不当懲罰での緊急演説会に110人が集まりました。

赤嶺政賢衆院議員は沖縄県の米海兵隊の実態と県民被害を国会での具体的追及、民主政権の基地問題政策での裏切りなど報告、市議会懲罰が沖縄県民の想い、「米軍は沖縄県民を守らない」という県民意識を裏切る行為と批判しました。

赤嶺衆院議員は、最初に「海兵隊は殴り込み部隊」発言で、武雄市議会で懲罰処分されてことを聞き、「まさか・・・が第一感情」と、「こんな乱暴な市議会があるのか」と印象を語りました。

海兵隊の役割については、「海兵隊はよく、『殴り込み部隊』いわれるように、真っ先に紛争地帯に駆け付ける任務を担っている」(当時、飯島勲・小泉首相秘書官)、「在日米軍は、沖縄、岩国の海兵隊、横須賀の空母打撃群など海外遠征専門の殴り込み部隊」(2006年1月24日、共産党・志位委員長質問)を紹介。今回の懲罰が、海兵隊への無知さを明らかにしていると指摘しました。

さらに、海兵隊「マリーン」について、「人殺し」と理解する県民が多く、沖縄県民は、犯罪を犯す「クレージー・マリーン」の感情を持っていると述べました。

また、沖縄の米軍の抑止力についても、「沖縄に駐留する米海兵隊は日本防衛の任務をわりあてられていない」「アメリカは日本防衛だけに専念するいかなる部隊も日本に維持していない」(83年当時、ワインバーガー米国防長官)はじめ、いくつかの根拠をあげ、抑止力としての実態がないことを提示しました。

今回の懲罰が、沖縄県民に懲罰を受けた思いがすること、これに屈したら県民は悲しくなると参加者に訴え、激励しました。

江原一雄市議は、懲罰問題で1万7千世帯に4種類2万枚の不当懲罰を知らせる宣伝ビラを配布、多くの市民と話し合いしていること、そのなかで激励が数多く寄せられていると報告。

懲罰が、言論の府の「自殺行為」であること。一般質問当日(15日)の樋渡啓祐市長の「議員の資格ゼロ」と掲載したブログhttp://bit.ly/Hp4Akx を紹介。樋渡市長が「市政担当する資格ゼロ」と批判して、平和を語り継ぐ大切さと「憲法を学び、語り、市政に生かしたい」を決意を披歴しました。

演説会には、懲罰決議に他会派で反対した谷口摂久、宮本栄八の両市議が出席。それぞれが、決議の不当性を訴えるました。

谷口市議は、自分が自民党員であるが、江原市議が地域に根ざした活動をしていること、市民に対する懲罰で、党派を超えて参加したと発言。また、宮本市議も、しつかりした政治信念を持つ、武雄市に必要な人と述べ、ふたりとも、懲罰理由で「海兵隊殴り込み」発言を「反省の態度がない」と根拠すりかえを批判、不当性を語りました。

懲罰問題で、先月30日、沖縄県平和委員会が、牟田勝浩市議会議長に「懲罰糾弾」の抗議文が寄せられています。

ドイツのテレビ番組を観て

木村さん紹介のドイツZDFテレビの「フクシマのうそ」という番組を見ました。
あらためて東電の罪深さ・犯罪性と津波・地震の恐ろしさを感じました。大海原を白い波をあげて走る津波。陸に上がってからのどす黒い勢いには息を呑みました。そして福島第一原発の惨状。
30分という限られた時間ですから様々な制約があることは仕方ありませんが、幾つか感じたことを書きます。一つの感想として聞き流して下さればと思う次第です。 続きを読む ドイツのテレビ番組を観て

何故?

遅くなりましたが、木村さんの「何故?」と、井原 誠さんと安藤三 四 郎さんの投稿を掲載します。これは3月12日の投稿です。

 

皆様 昨日は井の頭公園での集会お世話様でした。また、各地で脱原発に向けた集会へのご参加ありがとうございました。

井の頭ではいわゆる共産党系の実行委員会が主催したものでした。福島では、さよなら原発系(原水禁系かな?)の集会がおこなわれ大江健三郎さんが挨拶され、1万6千名が参加し、加藤登喜子(あまり、お上手じゃないけどね)さんが唄を歌ったようです。東京ではやはり旧「新左翼」系(原水禁・社民党系かな)の脱原発首都圏連絡会が主催で日比谷公園で4万5千人を超える人々の集会だったようです。

何故?井の頭のボクらは日比谷公園に参加できなかったのでしょうか?
何故、一点での共闘を積み上げていくことが出来ないのでしょうか?
どなたか教えてくれませんか?
結局、分裂したのは井の頭の方じゃないのでしょうか?
木村誠 続きを読む 何故?

震災一年目に

法政同窓のみなさん、おはようございます。
今日3月11日は、東日本大震災から一年目の日です。今日の『しんぶん赤旗』一面に日本共産党志位委員長名の声明が掲載されていますが、声明にあるとおり、被災地復興は遅々として進まず、東京電力福島第一原子力発電所の原発事故からの復旧もまったく進んでいません。それどころか民主党野田内閣は、財界の忠実なしもべとして、被災地の人々に寄り添うことなく、被災地復興を儲けの機会・対象として上から目線での計画を進めようとしています。
さらに原発再稼働に異常な執念を燃やし、全面撤退を求める国民世論に真っ向から挑戦しています。こんなことを許してはいけません。
今日は、全国で震災で亡くなった方の鎮魂と被災地復興、なくせ原発の国民世論を広げる行動が取り組まれます。木村さんのメールやHPにあるように法政同窓生九条の会としても幟を掲げて井の頭公園の集会に参加します。安藤さんや北嶋さんのメールにあるように、それぞれの地域の集会に参加される方も多く、井の頭の集会に法政同窓がどれほど参加されるのかは分かりませんが我が家では、84歳の母を含め長女、長男家族、総勢6人が参加します。ぜひ多くの仲間とお会いできればと思っています。
同窓生九条の会は、震災発生直後から、岩手の鈴木さんの呼びかけに応えガスタービン発電機を贈り、ボランティア参加も三次にわたって9人が参加しました。中には山田さんのようにすべてに参加した人もいます。この取り組みは、「松田さんを支える会」の活動とともに、あの時代を共に生きた私たちだから出来ることであり、大きな誇りにしていいことだと思います。
柄谷行人が、アジっていたように原発事故の現実が目の前にある以上、私たちはこれに向き合わなければならず、放置することも忘れることもできません。
さよなら原発をめざし共に闘いましょう。
加藤 豊

富裕税、金融取引税を!

今週の「週刊金曜日」を読んで良い記事を見つけました。

数字が見抜く理不尽ニッポンで、第十回(最終回)「金持ちに1%の富裕税を課せ!」と題した論考が掲載されています。ジャーナリストの武田知弘さん、良いことおっしゃっています。紹介します。
少し引用すると、
<日本には個人金融資産が1400兆円あり、不動産などと合わせれば8000兆円の資産があるとされている。これに1%の富裕税を課せば、概算でも80兆円の税収となる。資産の少ない人を課税免除するとしても少なくても20兆円以上になる。…(略)…富裕税を課せば充分な税収になる。今の日本の財政問題は、これですべて片が付くし、中間層以下の人たちに大幅な減税もできるだろう。そうすれば消費も上向く。>

また、これとは別に、ビル・トッテンさんが「増税するならば、例えば株の売買や外国為替取引という投機、バクチに課税すべきです。日本の株の売買額は年間500兆円です。新規発行株はその約1%です。99%は既に発行された株の売買、ギャンブルです。
これに1%課税すれば年5兆円、2%なら10兆円です。また、外国為替取引で、毎日90兆円の円が取引されています。年間では日本のGDPの258倍の額です。これに1%課税するだけで330兆円といまのすべての税収の4倍にもなります。」と述べています。<全国革新懇ニュース2月号より>

以上、日本の財政・税金問題の記事紹介でした。

茂呂

反核平和運動の統一を!

皆様 木村誠です。
1954年3月1日未明、アメリカは中部大西洋マーシャル諸島ビキニ環礁で水爆「ブラボー」(広島型原爆の千倍以上の威力)の実験を実施しました。58年前の今日の出来事です。
ボクらは昨年第五福竜丸の見学に行きました。
憲法9条を持つ日本の人民は核爆弾被害をヒロシマ→ナガサキ→ビキニと経験しました。
ビキニでの三度目の被爆は占領終了後安保条約改定前の日本に衝撃を与え大きな反核運動がまさに日本の津々浦々から巻き起こりました。しかしながら、その後反核運動は政治的分裂を余儀なくされその後の統一を目指す活動も実を結ばずに今日を迎えてしまいました。
そして、昨年、ボクらは、3.11東日本大震災によりフクシマ核発電所の炉心溶融を引き起こす大事故を経験しました。事故は未だに全く解決の目途が立っていないことは皆さんご存知の通りです。フクシマでは高濃度汚染水が多分海水にダダ漏れ、地下にも漏れてるでしょう、大気中には毎時数千万ベクレルの放射能を撒き散らしているのです
反核平和運動が「核と人類とは共存できない」との認識を持つ必要性があるんじゃないかとボクは考えています。ボクらは「核の平和利用」としての原子力発電=核発電を許容していたのかもしれません。
原水爆禁止運動が統一できずに要ることの重大な自己批判が必要と考えています。そして、今こそ統一した運動を創造しないと日本の民主的変革は少なくともボクらが生存している間には不可能になるような気がします。
日本の存在そのものが問われているのですから・・
本日、皆様から送っていただいた「さよなら原発」一千万署名、204筆を市民の会事務局に送付します。
署名集めありがとうございました。
では、3.11「震災復興・なくせ原発行動in東京」井の頭公園西園での反核集会でお会いしましょう!!

(追記)当日午後1時集合、場所加藤さんの「法政九条の会の旗」の下
連絡はお互い携帯でお願いします。

 

公務員賃下げ三党合意  

法政同窓の皆様へ

野田政権は、いま5大悪政をしゃかりきになって進めています。
米倉経団連一味のリモコンロボット役でしかありません。

勝手に「税と社会保障の一体改革」の名前を付けながら、年金給付額は減額し納付額は値上げしてくる。
消費税の増税と大企業減税、原発の再稼働と輸出、TPPへの参加、普天間基地のたらい回し、増税反対勢力を国会から締め出すため、衆議院議員定数の比例部分の削減を狙う。自己・米倉経団連一味の思いどおりに日本の政治を牛耳るやり方。

これら5大悪政に 反対する声を広げましょう。そして、野田政権打倒の運動が必要です。TPP参加は 言うまでもなく日本の食糧だけでなく 産業も打撃を受けます。今に始まったわけではないけれど、農業漁業などは米倉経団連やトヨタ・ソニーなど輸出型大企業一味の生け贄にされてしまいます。

公務員の給与や定員の削減も財界と野田の同様の論理で、「消費税増税」するための算段の一つで、生け贄でしかありません。野田民主党政権は無駄な予算の削減に取り組んでいますよという、国民向けアピールのポーズでアリバイ作りの一つです。

これと、大阪橋下アンケートの思想調査。アンケートとは名ばかりで、自分に反対・敵対する勢力をあぶりだして葬り去ろうという魂胆です。
民主主義や日本国憲法に敵対する、平然としている彼の態度は、市政や府政を私物化しようとしてる証拠です。この橋下大阪市長の動きに、朝日など商業マスコミ・NHKなどは国民に対してどのように報道しているのか。2月18日付のしんぶん赤旗2面で「問われるマスコミの姿勢」と題して林信誠記者の記事を掲載しています。ご覧なりましたでしょうか。

これまで商業マスコミの原発反対集会の報道ではおざなりな姿勢は言うまでもありませんが、朝日の鮫島政治部次長なる人物は、2月9日に大阪まで出向き取材したなどと言いながら、「橋下アンケート」などには全く問題意識がなくて、橋下市長を「いまや日本政界の主役である」と励賛・持ち上げています。朝日の鮫島なる人物は最低の政治記者のうちの一人と思います。これで朝日の次長だって。残念ながら、消費税の増税とTPP参加を至上命題にして推進役を買って出ている朝日にしてこの人ありですね。

商業マスコミやメディアに言いたい。中身はともかく、坂本龍馬の「船中八策」を勝手に当てはめて、橋下大阪市長の「八策」なる言葉を当てはめてまねるなです。使うならば本人が好きな一部大阪府庁のある咲洲にちなんで「咲州八策」 または、「橋下八策」でしょう。彼が別に船の中で作ったったものではないのでしょうからね

茂呂庄五郎

マスコミのあり方に一石

松野です。マスコミのあり方に一石。
 一般新聞の堕落ぶりは、ひどいものです。私は昔は朝日新聞を、その後毎日新聞を購読していましたが、2年前から東京新聞です。三大新聞で取り上げられる記事内容はほとんど同じで、東京新聞だけは見ごたえがあり、「グット」です。特に原発記事は、三大紙は原発容認あるいは維持派なので、反原発、脱原発の記事を取り上げようとしません。東京新聞は脱原発の方針なので、双方の記事を精力的に取材・掲載しています。TBSテレビ朝の「みのもんた」のニュースは、東京新聞のトップ記事はときどき取り上げています。赤旗新聞の記事は取り上げられませんので、その代替記事としての東京新聞の役割は、大変大きなものがあります。
 親しい革新派の人たちに三大紙をやめて東京新聞に変えるよう声を掛けますが、なかなか替えてくれません。三大紙をやめようとすると執拗な勧誘に負けているようです。
私に言わせると「自らお金を支払って、洗脳を受けているようなもの」「紙面を吟味せずに知らず知らずに買収されているよう」なものです。われら革新派のマスコミに対する緊迫感が足りないのだと思います。東京新聞の部数を伸ばして、三大紙に一泡ふかせたいと思いますが、いかがでしょうか。
 かつて、沖縄の新聞を1年間郵送で送ってもらい購読したことがあります。あまりにも(東京に住むわれわれにしてみると)革新的な記事のオンパレードで、驚きました。この新聞を全都民が購読するとすぐにでも革新都政が実現するんじゃないかと思うほどでした。
 いくら正しいことを言って行動しても、報道されなければ、国民に情報が届きません。